2020/06/01 19:00
秋冬の長い夜をゆっくりと過ごす夜咄
ろうそくの灯りの空間で茶を楽しむ茶事
抹茶の和ろうそく
HAZEの和ろうそくはすべて無香です。蝋は櫨蝋だけを使用し着色は植物や自然のものを用いております。
HAZEにとっての和ろうそくとは「櫨蝋」「灯芯」「手塗り」の3点を最低限、最重要項目としております。
昔ながらの和ろうそくにほんの少しの軌道変化を加えることを心がけています。
江戸時代から続く和ろうそくをは古くから茶事の夜咄でも用いられてきました。
秋冬の長い夜をゆっくりと過ごす夜咄。
ろうそくの灯りの空間に身を置き、ゆっくりとした時間を過ごす嗜みは、意識を自然と自らの内へと向かわせる。
座禅にも似たような行為だったのではないでしょうか。
茶事を用い「自らの内と向き合う」ことこそ日本人は文化レベルで残そうとしたようにも感じます。
心の内側を見つめる習慣は誰に教わるわけでもなく日本人の心の奥底に根付いているものです。
和ろうそくを通じて今一度、日本文化に触れて新たな発見に辿り着ければ幸いです。