人類がまだ原人だった頃、火はまだ自然現象の一つでした。

雷から出現する火の存在はそれはそれは壮大で、神という概念がなかった当時の神秘であったでしょう。

火を崇め、聖火となり、外敵から身を守る唯一無二の道具へと変化していく。我々の祖先ネアンデルタール人は火をコントロールし文明の発展を遂げた。

生存のために用いられた火は、時を経て月へと飛び立つための道具として用いられた。

人類史上初の月面着陸をしたあの時どんな気持ちだっただろう。

そんな事を考えながら灯火を見つめていると不思議と心が穏やかになります。